
こんにちは!るいままです。
私は、2023年10月に第1子を鎌ヶ谷バースクリニックで出産しました!
入院から出産までを出産レポートとして詳しく記事にまとめていきますので、鎌ヶ谷バースクリニックで出産を検討されている方のお役に立てたら嬉しいです。
今回は出産レポ③分娩編をお送りします。
出産レポ①はこちら


妊婦健診編①はこちら


分娩開始
分娩室へ移動
時刻は朝の4時。陣痛が始まってから15時間が経過していました。
短時間で押し寄せてくる陣痛の痛みに耐えながら、近いのに遠く感じる分娩室までの道のりを歩いて進み、いざ分娩台へ!
分娩台に座り、いきむ時に握るグリップを掴みます。
このとき、陣痛の痛みよりも
【すぐにでもいきんで産んでしまいたい!】
という気持ちの方が強かったです。
分娩室に移動してからも、徹底的に無言で痛みに耐えている私を見た助産師さんは



かなり我慢強いね!こんなに声を出さない人は初めてかも!
と、お褒めの言葉を掛けてくれたのです。(怖いと思っていてごめんなさい)



同室の人が寝ていたみたいなので、声を出すのが気まずくて笑
余裕ですよ風に会話していましたが、頭の中では【本当は痛すぎて声を出したかったんです!】と思っていました。
分娩室はどんな感じ?
分娩室には、分娩台と赤ちゃんの体重を測る体重計やその他の機械、処置に必要なものがありました。
私の中での出産イメージは、複数人の助産師さんがいる中で応援されながらいきむ場面を想像していたのですが、実際は私と担当助産師さんの2人きりで分娩を進めていきました。
破水
私の場合、分娩台にあがった時点で破水をしていませんでした。
助産師さんが「破水させますね」と言って穴を開けるように何かを刺すと、思いっきり羊水が出た感じがしたのです。
想像以上の量だったので【え、こんなに出るの!?】と驚くと同時に、もし家で破水したら相当焦りそうだと感じました。
いきみ始め
分娩は、助産師さんの指示に従いながら進めていきます。
破水後に痛みと共にいきみたくなったのですが、そのタイミングで助産師さんから



いきみたいと思うけど我慢して!深呼吸〜。鼻から大きく息を吸って〜!
と声掛けがあります。その通りにこれでもか!という位に息を吸い込みます。



はい!思いっきり、いきんで〜!
思いっきり腰元あたりに力を入れます。痛みというよりも、何かがある違和感を出せない感覚でした。



目は開けたまま!口から息を吐き切って!おへそを見る感じね〜!
フゥウゥウーっと全てを出し切るように息を吐きながらいきみます。(ヒッヒッフーではありませんでした。ソフロロジー法の呼吸だと思います。)



まだまだ!吐き切って〜!
もうちょっと!頑張って!



フウゥウウウー!
んンーーーっ!
これで1セットです。いけそうな時は1セットで2回いきみました。
息を吐き切った後は赤ちゃんに酸素を届ける必要があるため、いきんではいけないのですが勝手に力が入ってしまいます。
それに気付いた助産師さんに「いきまないで!深呼吸して〜!」と言われるのですが



無理!いきみたい!出したい!
(心の中の声)
身体が勝手にいきんでしまうのです。出来る限り、いきみ逃しをしながら更に分娩は進んでいきました。
陣痛の合間の出来事
もうすぐ赤ちゃんに会える事と陣痛の終わりが見えているからなのか、アドレナリンが大放出されているからなのか痛みはあまり感じませんでした。
気持ち的にも余裕があったので、助産師さんから赤ちゃんの名前は決まってるの?と聞かれたり、他愛もない世間話で盛り上がったりしました。
会話をする事で「今、いきみたいです…!」と弱音を言えたりしたので、助産師さんのおかげで話しやすい空気になっていたことが非常にありがたかったです。
会陰切開
バースプランで「なるべく会陰切開をしないでほしい」と書いていましたが、やはり切れてしまいそうとの事で、会陰切開することになりました。
数分後、担当の男性医師が来て麻酔をしてから会陰切開を行います。
麻酔を打つ時に若干の痛みはありましたが、切開自体は麻酔が効いていたので特に痛くはありませんでした。
ついに赤ちゃんの頭が出てきた!
何回かいきむと赤ちゃんの頭が出てきたらしく、助産師さんから「髪の毛フッサフサだけど、少し触ってみる?」と聞かれました。
触ってみようかと思いましたが、実際に産まれてからのお楽しみにしたかったので遠慮しました。
妊娠中のエコーの時点で、毛量が多いことは教えてもらっていたので特に驚きはありませんでした。笑
誕生!
分娩も終盤に差し掛かり助産師さんが1人増えて、常に声を掛けて励ましてくれました。
頭が出てきてからは、あっという間でした。



いきまなくて大丈夫だよ!
我慢してね!
と声掛けがあった後、「肩が出てきたよ!もうちょっとですよー!」と言われたので力を抜くと・・・
不思議な感覚と共に、赤ちゃんの産声が聞こえたのです。
16時間47分の陣痛・分娩時間を乗り越えて午前4時44分に3,112gの元気な男の子を出産しました。
想像していたよりも高い声の産声を聞いて、本当に自分が子供を産むことができたんだ…!と、安堵と喜びの気持ちで胸がいっぱいになりました。
助産師さんにスマートフォンを渡し、出産直後の体重測定の写真や母子2ショットの写真や動画を沢山撮っていただきました。
出産後のこと
後処置の時間
赤ちゃんの処置を行っている間、胎盤が出るのを待ったり会陰切開した部分を縫ってもらいました。
縫う時も特に痛みは感じませんでした。
その後、胎盤を見せてもらったのですが・・・膿盆(のうぼん:そら豆みたいな銀の皿)に載っていた胎盤は思っていたよりも臓器っぽくてグロテスクでした。
例えるならばレバーです。
約10ヶ月間、赤ちゃんを育てて守ってくれた胎盤に感謝すると同時に、出産後は役目を終えて身体から剥がれ出てくることに神秘を感じました。
記念に写真を撮ったのですが、見返す可能性は低いと思います。
今回の出産は出血も少なく、会陰の切る長さも短く非常に安産だったそうです。
赤ちゃんと対面!
出産から数分後、赤ちゃんがコットに乗って私の隣へとやってきました。
コットには、私の名前と息子の出産日時と身長体重、性別が記されたカードがついてきます。


4時44分って4が多くて不吉だな…と思ったのですが、担当の助産師さんがカードに記入しながら



4が沢山あるから、し(4)あわせ【幸せ】がいっぱいですね!
と言ってくれたのです。
なんて素敵でポジティブな言い換えなんだろう!と思うのと同時に、助産師さんの気遣いに感動しました。
待機時間
出産後は最低でも2時間は分娩室で待機するので、息子が新生児室に行くまで写真や動画を沢山撮りました。
泣いたりくしゃみをしたり、ずっと動いている息子を眺めながら、さっきまでお腹の中にいた子が隣にいることが不思議な感じがしました。
16時間も陣痛で苦しんでいたのに、息子の顔を見た瞬間に痛みや苦しみが全て吹き飛んでしまいます。
不思議ですよね。
やっと会えたねという嬉しさと、産まれてきてくれてありがとうという今まで感じたことのない感情に包まれていました。
これが母性というものなのかもしれません。
ちなみに、息子は泣き声が高めのトーンで声が大きいようで、助産師さんに「とっても元気だね!」と笑われていました。笑
赤ちゃんの退室と貧血
出産から1時間半ほど経った頃、息子は新生児室へと移動するため助産師さんと一緒に分娩室から退室して行きました。
そこから30分ほど経過して、病室の空き部屋がないため陣痛室へ移動して待機することに。
移動するためにゆっくり起き上がり、ベッドから降りた時に事件は起きました。
立ち上がった瞬間、目の前が真っ白になり気を失ってしまったのです。
たまたま助産師さんが2人いて支えてくださったので何ともありませんでしたが、念のため再び分娩室のベッドで横になり水分補給をして身体を休ませました。
更に30分ほど経過してリベンジしたのですが、またもや同じ状態で倒れてしまいます。
結局、陣痛室で食べるはずだった朝食を急遽分娩室で食べることになりました。
これはこれで貴重な体験だったのかもしれません。
朝食
朝食は、サラダ、ウインナー、キッシュ、かぼちゃのスープ、ヨーグルト、お茶でした。


全て私の大好物だったこともありますが、出産後の身体に染み入る格別な美味しさでした!
今まで食べてきたどの料理よりも美味しかったかもしれません。
この時、食事が美味しいクリニックを選んでよかった!と心の底から思いました。
退室後のこと
陣痛室で待機
食後、三度目の移動を試みましたが結局1人で歩けなかったため車椅子で陣痛室へと移動することに。
移動した先の陣痛室は、まさかの1人部屋でした。
そして私は思いました。
もし昨日、この陣痛室が空いていたのなら使いたかった!!
と。陣痛室は2人部屋だけだと思っていたので、知らぬが仏というやつですね。
入院について
私は個室入院を希望していたのですが、出産した時点で10人待ちの状態だったため当日もしくは翌日、最悪の場合は退院まで大部屋の可能性があるとのことでした。
鎌ヶ谷バースクリニックは個室のみ面会が可能なので、大部屋に入院となると夫と息子が会えるのは退院の日になるのかもしれない思うと、仕方のない事ですが残念な気持ちになりました。
私が出産する数日前に出産ラッシュがあったそうです。10人待ちとは・・・すごいですね。
1時間ほど陣痛室で待機した後、車椅子で大部屋へ移動しました。



次回、入院編へと続きます!


まとめ
出産は鼻からスイカが出てくるくらい痛いと聞いていましたが、私はそこまで痛みを感じませんでした。
なぜかというと、分娩の痛みよりも陣痛の痛みの方が辛かったからです。
声を出せたら少しは楽だったのかもしれませんが、声も出せずに痛みを我慢するのは非常に苦痛でした。
そのため、分娩室に移動して助産師さんと話しながら痛みを共有する事で精神的にも肉体的にも楽になったのだと思います。
分娩中、助産師さんは常に声掛けをしてくれました。
いきんだ後には「初産とは思えないくらい、いきむのがとても上手です!無痛分娩の方と同じくらい落ち着いています!」と、必ず褒めてくれたので気持ちがめげることなく分娩に臨むことができたので本当に感謝です。
初産は時間が掛かると聞いてはいましたが、まさか陣痛を含めて17時間弱掛かるとは驚きでした。
結局体力を使い果たして貧血で倒れてしまったので、妊娠中は鉄分をしっかり摂らないといけないんだなと出産後に再認識しました。


長くなりましたが、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。