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こんにちは!るいままです。
我が家の息子(1歳7ヶ月)ですが、1歳を過ぎたころから周りの子と比べて発達がゆっくりだと感じ始め・・・1歳2ヶ月で市の発達支援センターへ通い始め、1歳6ヶ月から療育を受けることにしました。
今回は、私が息子は発達がゆっくりかもしれないと感じたきっかけ、発達支援センター・療育を受けるまでの流れについて書きたいと思います。
発達がゆっくりかもしれないと感じた7つのきっかけ
息子の行動について、1歳になる前から「ん?」と思うことがあったのですが、1歳を過ぎた頃から更に他の子より成長がゆっくりかもしれないと感じ始めました。
なぜそう感じたのか、具体的に息子のどんな行動が気になったのかを説明していきます。
1歳になる前から気になっていたこと
息子が1歳になる前から特に気になっていた行動は7つほどあります。
- 名前を呼んでも振り返らない
- つかみ食べを全くしない
- ボールを転がす・物を回してばかりいる
- 落ち着きがない
- 模倣をしない
- 指差しをしない
- 発語がない
ここからは、7つの行動について1つずつ説明していきたいと思います。
1.名前を呼んでも振り返らない
個人差があるとは思いますが、息子は名前を呼んでも振り返る回数が少なかったです。
100%振り返らないわけではありませんが、大きな声で呼んでも反応しないので「聞こえてないのかな?」と思うことが多かったです。
地域の児童ホームへ行くと同年代(1歳前後)の子が多く遊んでいますが、周りの子たちはママに呼ばれると手を上げたり笑顔で振り返ったりしているのに対し、息子はほぼ無反応で遊び続けていました。
周りの子と息子の反応を比べては焦ってしまい、【うちの子は大丈夫】という安心感が欲しくなった私は、息子の名前を大きな声で呼んでみますが・・・なかなか振り向いてはくれませんでした。
2.つかみ食べを全くしない
離乳食後期の生後9ヶ月ごろからつかみ食べを始めたのですが、握っては床に投げるを繰り返して一切食べてくれませんでした。
おやきや野菜スティックなどの固形物に関しては全く食べず、ハイハインも手にくっつくのが嫌で握ることすら全力拒否だったので、これは遊び食べのレベルではないかも?と疑うようになりました。
3.ボールを転がす・物を回してばかりいる
とにかくボールを転がしたりクルクル回るものが大好きで、転がっていくボールをひたすら追いかけたり、おしりふきやおもちゃを本来の使い方ではなく床に置いて手で回転させて遊んでいました。
ポットン落とし(容器にボールを落とす)や、スロープトイ(ボールがクルクル転がり落ちるおもちゃ)を購入してボールを渡しても、本来入れるはずの所には一切入れずに床に転がして追いかけていました。
これならどうだ!と思い、棒に輪っかを通す知育玩具を渡しましたが、器用に転がしたり回したりで・・・もう、お手上げ状態だったのです。
最終的に、息子が転がしたり遊んだりしているところを見るだけで不安で押しつぶされそうになり、転がして遊ぶおもちゃ類は全て片付けてしまいました。
ちなみに、当時息子が転がしていたおもちゃはこちらです。(ポットン落としは自作です)


4.落ち着きがない
1歳になった頃、ママ友に誘われて児童ホームのイベントに行った時のことです。
そこにはポットン落としやシール貼り、棒通しや紐を引っぱり出す箱など様々な知育関係のアイテムがありました。
周りの子たちが座って知育玩具を本来の遊び方で楽しんでいる中で、息子だけがアイテムを持って転がしたり走り回ったり。
他のママ・パパはお子さんと一緒に座ってニコニコ遊んでいるのに、私一人だけ汗だくになって息子を追いかけていて・・・
え?なんでみんな大人しく座って遊べるの??
と、ただただ驚きを隠しきれませんでした。
イベント終盤の絵本朗読やふれあい遊びでは、みんなママパパの膝の上に座って集中しているのに対して、息子は私の膝の上に乗るなんて言語道断だ!と言わんばかりに全力拒否で泣き叫んでいました。
その時、今までなんとなく感じていた【息子は他の子と違うのでは?】という疑問が確信に変わったのです。
5.模倣をしない
生後5ヶ月くらいから、バイバイやパチパチ、いただきます、美味しい(頬に手を当てる)などの仕草を見せていましたが、息子は1歳になっても一向に模倣する気配がありませんでした。
1歳1ヶ月ごろにバイバイのような身振りをし始めましたが、意味は全く理解していないようで「バイバイ」と声を掛けても反応せず、全く違うタイミングで手をパタパタさせていました。
6.指差しをしない
息子は【興味があるものに対して指を差す】ことが出来ませんでした。
正直、指差しについては全く気にしていませんでした。というよりも、私自身が指差しが発達や発語に重要なことだと知らなかったのです。
たまたま、近くにいた同年代の子が車や絵を見て指差しをしている所を見た時に【あれ?息子って全く指差ししていない・・・?】と気付きました。
指差し自体をしたことがないので、絵を見て「○○はどれ?」と聞いても、人差し指で答えるなんて高度なテクニックは全くできません。
周りの子は、興味があるものに指差しをしたり、親に促されながらも指差しで答えることが出来ているのを見て【息子は物や人に興味がないのでは?】と思うようになりました。
7.発語がない
1歳になった時点で、意味のある言葉は一つも出ていませんでした。
男の子だから、成長がゆっくりなだけだよ!と言われることが多々ありましたが、周りの友達はママやパパなど簡単な単語を話し始めていたので本当に不安でした。
発語には個人差があるとは頭では理解していても、喃語ばかりの息子が意味のある単語を話せるようになるのか心配でしかなかったです。
いつごろできるようになった?
先ほどの悩みに対して、息子ができるようになったのは下記の通りです。
気になっていた行動 | できるようになった時期 |
---|---|
名前を呼んでも振り返らない | 1歳5ヶ月 |
つかみ食べ | 1歳2ヶ月 |
模倣 | 1歳2ヶ月 |
ポットン落とし(ボールの穴落とし) | 1歳2ヶ月 |
棒通し | 1歳6ヶ月 |
指差し(興味があるもの) | 1歳5ヶ月 |
指差し(○○どれ?に答える) | 1歳7ヶ月 |
発語 | 1歳5ヶ月 |
突然の急成長
息子の場合は1歳2ヶ月の時に急激に変化があり、つかみ食べ・ポットン落とし、模倣(バイバイ・パチパチ・はーいと手をあげる・いないいないばあ)が突然できるようになりました。
この頃に車のおもちゃデビューしたのですが、車への興味が大きかったのかボール転がしやクルクル回すことが徐々に減っていきました。

よく不安材料とされている【車のタイヤをずっと回し続ける】ことに関しては、多少クルクルさせる事はありましたが頻度は非常に少なく、今ではほぼ回すことはありません。
つかみ食べ出来るようになったキッカケ
おやきや野菜スティックを全く食べないので、かぼちゃを食べやすい大きさに切ってレンチンしてから少量のバターで炒めたものを出してみたんです。
興味を持ったのか手にとって観察し始めた息子。すると、パクっ!と一口。それがキッカケで、突然おやきや野菜スティックもつかみ食べを始めました。
(今までの苦労はなんだったの・・・)と思いましたが、何が起こるか分からないのが育児なんだなと改めて実感しました。今では、さつまいも・かぼちゃ・じゃがいも好きな偏食家です。
指差し・発語
指差しと発語については、散歩に出かけた時に見かけるもの全てを「あ!(指差しして)電車だね!」「あ!(指差しして)緑色の葉っぱだね!」と根気強く声掛けをしました。
声掛けの効果があったのか、「電車見にいこうねー!」と声をかけると「えや!(電車)」と言うようになったのです!心の底から感動しました。
1歳7ヶ月の現在は、「えや(電車)」と「あっち」を連呼しています。
指差しについては、人差し指で物を指す事を楽しく身につけるために、トイローヤルの【さわって!バイリンガルずかん】を購入して遊ばせていました。

この図鑑は、タッチペンではなく指でタッチすると「日本語」または「英語」の単語をおしゃべりしてくれるのです。
始めは押せば音が出ることを楽しんでいましたが、使い続けるうちに人差し指でものを押す(指す)ことを身につけたように感じています。
発達相談センターに行くことを決めたキッカケ

他の子と違うかも?と不安になり始めた頃、SNSで子どもの発達について調べたところ、発達が早くて同じ月齢なのに全然成長している子や、発達障害という言葉が出てくるようになりました。
それを見てから【発達障害】という言葉が、いつでもどこでも自分自身に付き纏うようになってしまい、何をするにも焦りと不安を感じてしまうようになりました。
結果、息子にイライラしてしまったり出来ないことに対して「他の子はできるよ?」と強く当たってしまうようになってしまったのです。
このままでは良くない!と思い、SNSやインターネット検索の情報は遮断し、息子がのびのびと成長できる環境のために自分自身で動くことを決意しました。
まず、自分の住んでいる自治体の発達支援センターを調べて予約をすることにしたのですが・・・すぐに予約できると思っていたら、まさかの1ヶ月半待ちだったのです!
予約を取り、問診票を記入して当日を待ちました。
市の発達支援センター(1回目)
受付を済ませ、発達支援センターの先生と面談を行いました。入室すると、先生は月齢に合ったおもちゃや知育玩具を息子に渡して【どのように遊ぶのか】を見ていたように思います。
先生は、息子の遊び方に対して「ボール遊びが好きなんだね、転がすのが好きなんだね!」と優しく声を掛けてくれました。
この声かけを聞いて、息子の行動を否定してボールなど好きなおもちゃを取り上げたり、他の子はできるのにという言葉を掛けていた事を猛省しました。
息子が遊んでいる間、問診票を元に面談を行います。
面談の内容
先生との面談の内容は下記の通りです。
- 1日のルーティンは?
- どんな遊びが好きですか?
- 好きなこと・苦手なことはりますか?
- 発育経過(首すわりやハイハイ、後追いなど)
- 夜泣きはしますか?
- 食事は食べますか?・偏食はありますか?
- 人見知り・場所見知りしますか?
- 後追いしますか?
- 同年代の子と遊ぶ時はどんな様子ですか?
- お子さんのことで気になることを教えてください。
質問に対しては、前述した【1歳になる前から気になっていること】をメインに普段の行動を交えながら答えました。(癇癪も始まっていたので、そのことについても話しました)
相談とアドバイス
ボールやおもちゃを転がしたり回したりすることが好きなのに、その行動が気になってしまい回せるものは片付けてしまったことを相談すると・・・
ボールを転がしてしまうことについては、息子にとって【一番楽しい遊び】なので、それを否定するような事は絶対にせず、一緒に遊んで息子と関わりを持つことが大事だとアドバイスを受けました。
ことばについてのアドバイスは、息子が見ているものに対して親が興味を持って「これは○○だよ」と積極的に声を掛けていきましょう。というものでした。
先生は、息子に対しての悩みや不安について時間が許す限り聞いてくださり、それだけでも心が軽くなった気がします。
約1時間の面接を受けた後、息子に担当の先生をつけて定期的に通うことができるがどうするか聞かれたので、お願いをして帰宅しました。
結果、担当の先生が決定したという連絡がきたのが面接から約2〜3週後で、そこから更に1ヶ月後に担当の先生と面談することになりました。
市の発達支援センター(2回目)
担当の先生と個室へと入ります。2回目の時は、先生の他に息子と遊んでくれる職員の方が1名いたので、担当の先生とゆっくり話すことが出来ました。
面談の内容は1回目の質問・回答に対しての深掘りや、最近できるようになったことや変化について報告する感じでしたが、前回よりも息子について【どんな子なのか】を知ろうとしてくれていたように感じます。
最後に、発達支援センター内で同じ悩みを持つ親子を対象に開催している集まりの紹介と、必要性を感じる場合は療育に通うこともできると案内がありました。
私が住む自治体では発達支援センターに継続的に通い担当の先生がついていると受給者証の申請ができるそうで、療育についての詳しい説明と手続きについて説明を受けました。
療育に通うことを決めた理由

2歳までは様子見で良いとは言われたものの、私は息子に療育に通ってもらうことにしました。理由は下記の通りです。
- 早いうちに療育を始めると、息子の得意な部分を伸ばし苦手な部分は訓練することで成長が早まると思ったから
- 2歳まで待つとプレ幼稚園と療育が重なってしまい、子どもが混乱してしまうと思ったから
- 私自身も療育を通して、発達に関する知識、接し方、言葉の促し方を勉強したいと思ったから
これが、療育を受けることを決めたキッカケと理由です。
もし息子に発達の遅れがあった場合、息子が生きにくくならないためにも療育で苦手なことすらも楽しんでもらえるようにアプローチしていきたいと思ったのです。(もちろん自宅でも取り組みます!)
子どもの発達について不安にならないためには?
育児をしている人にとって、お子さんの成長が嬉しい反面、発達について不安や心配、焦りを感じてしまうと思います。
むしろ、不安にならないわけがありません。
発達がゆっくりなお子さんの親御さんは特に、周囲と比較してしまうことで自分と子どもを追い詰めてしまうことがあると思っています。私がそうでした。
しかし、その気持ちが子どもの好きなものを否定し、息子が成長するチャンスやキッカケを親の私が奪う結果になっていたのです。
不安になるのは当たり前で仕方のないことですが、不安とうまく向き合うことが大事だったのです。
なぜ不安になってしまうの?

理由は様々ありますが、過度な情報の入手だと思っています。
例えば、一般的な月齢ごとの発達目安がありますよね。
これは必要な目安ではありますが、SNSでは発達目安通りに成長していないと発達障害かも!と過度に不安を煽ったり、発達障害のお子さんを育児している親御さんが【○○が出来なかった】などの実体験を掲載している記事をよく見かけます。
逆に、発達目安よりも出来る事が多くて【○○が出来る、1歳半で二語文話せる】と紹介している方もいらっしゃいます。
私は息子の発達が不安になり始めた日から検索魔になり、検索した分余計に不安が増して、息子の行動全てが【これは特性なんじゃないか】と疑問を抱くようになりました。
子どもの発達のことを考え始めてしまうと【この月齢までにこれができないといけない】【他の子はできているのに】というマイナスの感情しか生まれずに、焦ってばかりだったのです。
不安から脱却するために
ここで私が伝えたいのは、
マイナス感情になるための時間は必要ありません。
ということです。
発達支援センターや療育に通うようになった現在、親である自分が向き合うべきなのは【情報】ではなく【自身の子ども自身の成長】だと気づきました。
SNSの情報を否定するつもりはありません。参考になることも沢山ありますし、私もその情報に助けられています。
しかし!発達については一定の情報は必要ですが、必要以外の情報を自ら検索する事はやめる=自衛が必要だと思うのです。
正直、SNSで発達障害のことを調べなくなってから、気が狂ったように不安になったり泣いたりすることは無くなりました。(ノイローゼになる手前まで悩んだ挙句、家庭崩壊寸前まで行きました)
比べるのは周りではなく、息子自身の成長を
様々な情報を見て不安になっている間に、息子は新しい何かを出来るようになっているかもしれません。私は、日々の息子の成長だけに目を向けて一緒に喜んでいきたいと思いました。
周りの子との発達の差や発達目安と比較して焦るより、【できる】が増えた昨日の息子との比較をしていこうと思ったのです。
不安になる気持ちは非常に良くわかります。偉そうなことを言っておきながら、今も不安になったり比較してしまう事はあります。
そんな時は、息子と思いっきり遊んだり、美味しいものを食べるようにしています。
子どもは、親が思っている以上に親のことを良く見ています。不安な顔ばかりしていたら、子どもは親の顔を伺うようになりました。
そうなってしまう前に、今しかないこの時間を全力で笑って過ごしたい!と思ったのです。
子どもにとって一番安心できる親という存在が笑顔で優しく接することが大事なはずなのに、不安になるとその余裕がなくなってしまいます。
マイナスの状態から抜け出すために、私は情報の断捨離が必要だと思いました。
1歳7ヶ月時点での息子のこと
息子は、発達目安よりもかなりゆっくりではありますが毎日成長しています。
今までできなかったことが突然できるようになったり、いつの間にこんなことできるようになってたの!?と驚かされる毎日です。
発語については、意味のある単語が2つで少ないです。しかし、言葉の理解度は日々上がってきていて不用意にバナナやお菓子という単語を口にすると【くれぇええ!!】と要求されることも・・・。
以前と比較して、親である自分自身が【今はコレをできなきゃいけない!!】と焦らなくなったことで、イライラすることもなくなり毎日息子と笑顔で過ごせるようになりました。
さいごに
今回は、息子が発達支援センターや療育を受けることになったきっかけをお話しました。
お住まいの自治体によって違いがあるとは思いますが、我が家では市の発達支援センターから療育へと繋げていただきました。
我が家の場合、息子の発達が気になり始めてから市の発達支援センターで担当の先生がつくまでに約2〜3ヶ月かかっています。
そこから施設選定や手続きなどを行うので、療育に繋がるまでには思っていたよりも時間が掛かりました。(こちらについては、後日記事にしたいと思います。)
この記事が、お子さんの発達に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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