シリンジ法とは?本当に授かるの?実際にシリンジ法で授かった私の体験談。

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こんにちは!るいままです。

突然ですが、【シリンジ法】という言葉をご存知ですか?

妊活をしている方は一度は耳にしたことがあるかもしれません。しかし、聞いたことはあっても詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

今回は、シリンジ法って何?本当に妊娠できるの?といった疑問について、詳しく解説していきたいと思います!

目次

シリンジ法とは?

一言で言うと、排卵日前後に性行為をせずに、専用のシリンジ(注射器)を使って精液を直接膣内に注入する方法です。

具体的な手順は、精液を採取してシリコン製のチューブからシリンジに吸い上げます。

その後、女性がチューブを膣内に挿入して注射器をゆっくり押すことで聖液を膣内に注入します。

シリンジキットの種類によって仕様や特徴が異なりますので、購入前に必ず取扱説明書や仕様書をご確認ください。

なぜシリンジ法で妊活を始めたのか

私たち夫婦は不妊治療を続けてもなかなか子どもを授かることができず、排卵日前後=性行為をしなければならない日という義務感を感じるようになっていました。

夫にも相当なプレッシャーがかかり、性行為が苦痛で仕方なかったのです。

正直、もうしたくない…。
でも子どもが欲しい…!

そんな時に見つけたのがシリンジ法でした。

性行為をしなくても良いのに、妊娠率も自然妊娠と変わらずリスクもない。

【これしかない!】と感じた私は、メリットとデメリットをしっかり調べた上で夫に相談し、不安を抱くことなくシリンジ法を取り入れることが出来ました。

人工授精とシリンジ法の違い

人工授精は、採取した精液をクリニックで濃縮して運動率の良い精子を子宮内に注入します。

一方のシリンジ法は、採取した精液をそのまま膣内へと注入します。

人工授精の方が、より質の高い精子を子宮の奥まで届けるイメージです。

シリンジ法の妊娠確率は?

シリンジ法の妊娠確率は、1周期あたり約20〜30%と言われています。

ただし、個人差があるため一概には言えませんが、自然妊娠とほぼ同程度の確率です。

私たち夫婦は、不妊治療を諦めた後にシリンジ法で実際に妊娠することができました!

シリンジ法と障がいの関係は?

シリンジ法と検索すると、【障がい児】という言葉が予測変換で出てきて不安になる方もいるかもしれません。

しかし、シリンジ法で障害を持って生まれる確率は自然妊娠と変わりがないとされています。

私自身もシリンジ法で授かりましたが、元気な男の子が生まれています。

シリンジ法のメリット・デメリット

それでは、実際に私たち夫婦が感じたメリットとデメリットを紹介します。

メリット

  • 自宅で手軽に行えて通院のストレスがない
  • キットの購入費用以外はかからないため、不妊治療に比べて費用が安い
  • 妊活のプレッシャーによる義務的な性行為を行わなくて済む
  • 体力を使わず、モチベーションが保てる
  • 妊活による夫婦間のギスギスがなくなった

自宅で手軽に行えて通院のストレスがない

不妊治療の通院は待ち時間が長かったり、1周期に何度も通わなければならないため想像以上にストレスがたまります。

その点、シリンジ法は自宅で行うことができるため通院する必要がなく、夫婦間でのタイミングで実施できるところが大きな魅力です。

2人目不妊の場合、クリニックに通いたくてもお子さまの同伴ができないことが多く、近くに頼れる人がいなくて預けられない時にもシリンジ法は有用なのかなと感じます。

シリンジ法は自然妊娠と同じ確率なので、レスの場合に向いています。

キットの購入費用以外はかからないため、不妊治療に比べて費用が安い

人工授精と比較した場合、1周期で数千円〜かかるのに対してシリンジ法であれば1回数百円で行うことが出来ます。

こちらも先ほどと同様、レスや夫婦間でギスギスしている場合に有用です。

妊活のプレッシャーによる義務的な性行為を行わなくて済む

妊活中は、排卵日付近になると義務感を感じてしまい気が乗らなくなっていました。(個人差があると思います)

排卵日が近いと言うのも言われるのも気を遣ってしまい性行為自体がストレスになっていましたが、シリンジ法を取り入れてからは夫にも私にも無理のないタイミングで実施することができてよかったです。

体力を使わず、モチベーションが保てる

私たち夫婦は、排卵検査薬で陽性が出た日と排卵予定日の2日間に機会を設けていましたが、正直なところ妊活を続けていると体力も気力もありません。

シリンジ法は体力を使うこともないですし、お互いに気を遣ってプレッシャーを感じることもないので気持ち的にも体力的にも負担が軽減されました。

妊活による夫婦間のギスギスがなくなった

特にメリットを感じたのは、排卵日前後の夫婦間のギスギスや本当はしたくないのにしなければいけない苦痛が解消されたことです!(我が家の場合)

最初は言い出しにくいと感じることもありましたが、続けていると軽いノリで言えるようになりました。

その他にもシリンジ法は、仕事で忙しい時や疲れている時、事情により性行為が難しい場合に活用されることが多いそうです。

デメリット

  • 清潔な環境で行わないと感染症を引き起こす可能性がある
  • 初めは気まずい
  • 慣れるまで注入が難しい

清潔な環境で行わないと感染症を引き起こす可能性がある

自分で膣内に注入するので、感染症については注意が必要です。

必ず男性も女性も清潔な手で実施してください。

シリンジキットが個包装ではない場合、ジッパー付きの保存袋に入れるなど衛生面に十分注意して保管してください。

始めは気まずい

男性側からすると、精液の入ったシリンジを渡すことに抵抗があるようです。(夫の体験談)

私たち夫婦の場合は、夫が寝室で採取して私がリビングで一人で注入していましたが、部屋を暗くしてシリンジの中が見えないように工夫と配慮をしていました。

慣れるまで注入が難しい

自分で膣内に注入することに最初は非常に抵抗がありました。

初めの頃はなかなかうまくいかず、どんなに頑張っても精液が漏れてしまい【ちゃんとできてるのかな?】と不安になることもありました。

コツは、注射器を本当にゆっくり押すことです。

私は、気休めですが注入後の数分間【犬神家のポーズ】をしていました。

どこで購入できるの?

楽天やAmazon、シリンジキット販売メーカーの公式サイトで購入することができます。

私が使用していたシリンジキットはこちら

私はAmazonでこちらのシリンジキットを購入、使用して妊娠することができました!

10回分と20回分があるので、まずは10回分を購入して使用感が良かったので20回分を購入して継続して使い続けました。

初めてシリンジキットを購入する場合は、まずは少ない入数のものを購入して使用感を確かめてから購入することをオススメします。

価格について

購入する商品によりますが、数回分がセットになっている商品が多く、1回あたり500円から1,500円程度の価格帯が一般的です。

お試しで数本入っているキットも購入できるので、手軽に始めることができます。

シリンジ法のやりかた

こちらが私たちが使用していたシリンジキットの写真です。

左からシリンジ・チューブ・採取カップ

一つ一つ個包装されているので衛生的にも問題ありませんが、カップはそのまま入っていたのでジップロックに入れて保管していました。

シリンジ法の3STEP

STEP
精液の採取

別室で夫に精液を採取してもらい、シリンジに入れて渡してもらいました。

  • 私は夫に注入してもらうのは恥ずかしくて無理だったため、1人で行っています。
  • この時、ゴミ袋とティッシュを手の届くところに準備しておくと良いです。
STEP
シリンジの挿入

仰向けに寝転がり、膝を抱えるように腰を丸めてからシリンジを挿入します。

ここで力んでしまうとシリンジが当たって痛いので、なるべくリラックスして行いましょう。

STEP
シリンジを押して注入

勢いよく押すと上手く注入できない可能性があるので、ゆっくり押しましょう!

注入が終わったらシリンジを抜くのですが、ここでもゆっくり抜いてください。

(使い終わったシリンジの置き場に困るので、ゴミ袋とティッシュが近くにあると便利です。)

ポイント
  • お腹に力を入れると流れ出てしまうので、私は力まずにゆっくり腰を上げて数分間耐えました。
  • 腰の下にクッションを敷くと楽でした。
  • 膣が乾いているとシリンジを挿入した時に痛いので、少しでも濡れている状態にできるように努力しました。

シリンジ法の感想

実施にシリンジ法を実践してみて分かった良かった点と気になる点はこちらです。

良かった点

前述していますが、お互いが妊活のプレッシャーから解放されたことが一番良かったです。

正直なところ、義務感での行為は良いものではありませんでした。

シリンジ法を取り入れたことで、お互いの気持ちを尊重しながら妊活と向き合えるようになったのは大きかったです。

気になる点

気になる点は特にありませんでしたが、完全にセックスレスになりました。笑

元々プラトニック気味だったこともありますが、私たち夫婦にとってはこれで良かったと思っています。

何回で妊娠した?

2021年10月からシリンジ法を取り入れ、大体月1〜3回程度実施しました。

妊娠が発覚したのは2023年2月なので、約1年4ヶ月かかっています。

シリンジキットは40回分購入し、32個使用して妊娠しました。

子どもを授かるまでの期間としては決して早くはありませんでしたが、実際に妊娠して元気な男の子を出産することができました!

夫の友人は、もっと短期間でシリンジ法で妊娠しているそうです。

まとめ

今回は、シリンジ法について実体験を踏まえてまとめました。

妊活中で性生活が苦痛になっている方がいましたら、一つの方法としてシリンジ法を取り入れてみるのも良いかもしれません。

必ず夫婦間でシリンジ法について理解・納得してから始めましょう。

また、シリンジ法を取り入れても必ずしも妊娠するとは限りません。

私たち夫婦は【40回で妊娠できなかったら止める】と期限を決めていました。

数回試しても妊娠できなかったら不妊外来に行くなどして、目安を決めて取り入れることが大切だと感じています。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。

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