息子が熱性けいれんに!パニックにならないために原因・症状・対処法を解説

子育て
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こんにちは!るいままです。

題名にもありますが、先日1歳6ヶ月の息子が熱性けいれんを起こしました。

実際にお子さんが熱性けいれんを起こしたら、多くの親御さんは驚いてパニックになってしまうかと思います。私自身、予兆もない突然の事だったのでかなり驚きました。

今回、幸いにも熱性けいれんについての症状や対処法を知っていたのでパニックにならずに落ち着いて対応する事ができましたが、知らなかったらと思うとゾッとします・・・。

この記事では、熱性けいれんの原因や症状、対処法の解説、息子が熱性けいれんを起こした日のことをお話していきたいと思います。

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 熱性けいれんとは?

熱性けいれんとは、生後6ヶ月から5歳くらいまでの乳幼児が38度以上の発熱に伴って起こすけいれんのことです。

5歳までに20~30人に1人が経験すると言われており、決して珍しいものではなく、ほとんどの場合は後遺症もなく自然に治ります。

熱性けいれんになる確率って、結構高いんだね。

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熱性けいれんの原因

熱性けいれんの主な原因は、発熱です。

突発性発疹やインフルエンザなど、急な発熱を伴う病気にかかった際に起こりやすいとされていますが、なぜ発熱がけいれんを引き起こすのか詳しいメカニズムはまだ解明されていません。

しかし、脳の発達段階にある乳幼児は大人に比べて体温調節機能が未熟なため、急な体温上昇に脳が過敏に反応してしまうことが原因の一つと考えられています。

熱性けいれんの症状

熱性けいれんの症状は、以下の通りです。

  • 全身の筋肉が硬直する
  • 手足をガタガタと震わせる
  • 白目をむく
  • 意識を失う
  • 呼吸が不規則になる
  • 嘔吐する

これらの症状は、数秒から5分以内に治まることがほとんどです。

熱性けいれんが起きた時の対処法

お子さんが熱性けいれんを起こしたら、まずは落ち着いて以下の行動を取りましょう。

大事なので、もう一度言います。

とにかく落ち着いてください。

安全な場所に寝かせる

  • 周りに危ないものがないか確認し、仰向けに寝かせましょう。
  • 吐き戻しによる窒息を防ぐため、顔を横向きにすると良いでしょう。

衣服を緩める

  • 首周りや胸元の衣服を緩め、呼吸を楽にしましょう。

時間を計る

  • けいれんが始まった時間と終わった時間を記録しておきましょう。

これは、病院で医師に伝える際に重要な情報となります。

けいれんの様子を観察する

  • 手足の動きや目の動き、顔色などを観察しておきましょう。
  • 可能であれば、動画を撮影しておくと、医師に伝えやすくなります。

やってはいけないこと

  • 体を揺さぶる
  • 口の中に指や物を入れる
  • 無理に押さえつける

これらの行為は、症状を悪化させる可能性がありますので絶対にやめましょう。

熱性けいれんを起こした時はどうすればいい?

けいれんが5分以内におさまって、意識も回復した時は焦って救急車を呼ぶ必要はありませんが速やかに病院を受診してください。

救急車を呼ぶべきか悩んだ場合は「#7119」(救急相談センター)に電話をしましょう。

#7119の詳細はこちら(総務省消防庁HPへ)

以下の場合は、すぐに救急車を呼んでください。

救急車を呼ぶ必要があるとき
  • けいれんが5分以上続く場合
  • 1回の発熱でけいれんが何度も繰り返される場合
  • 意識がなかなか戻らない場合
  • 呼吸が苦しそうな場合
  • 顔色が悪い場合

119で救急車を呼んだ時、何を聞かれる?

救急車を呼ぶ時は、質問される事に対して落ち着いて答えましょう。

私が実際に聞かれた内容は、以下のとおりです。

  • どうされましたか?(症状を答えます)
  • いつからけいれんを起こしていますか?現在もけいれんしていますか?
  • けいれんが起こる前の状況を教えてください。
  • 年齢を教えてください。
  • 住所を教えてください。

このやりとりの後、救急隊が向かっているので落ち着いて待っていてくださいと声掛けがあり電話が終了しました。

救急車を呼んだ場合、持ち物の準備を!

救急車が来るまでに、荷物を準備しましょう。

病院の待ち時間が長かったり、入院する可能性を考慮して持ち物を選ぶと良いです。

お子さまの年齢や状況に合わせて必要なものを選択してください。

救急車に乗る時の持ち物
  • マイナンバーカード/健康保険証
  • 医療費助成受給券(自治体によって異なる)
  • 母子手帳
  • お薬手帳/服用中の薬
  • 現金/クレジットカード
  • おむつ/おしりふき/ナプキン
  • ミルク/哺乳瓶/マグ/水筒
  • 子どもの着替え
  • 抱っこ紐/ヒップシートなど
  • タオル/ハンカチ
  • スマートフォン/モバイルバッテリー

息子が熱性けいれんを起こした時、どう対応した?

ここからは、息子が熱性けいれんを起こした時の状況をお話していきたいと思います。

当日の様子

熱性けいれんを起こした日、息子は特に体調不良などはなく元気だったのですが珍しく15時ごろから夕寝を始めたのです。

16時半ごろに起きた時に身体が熱くなっていることに気付き、体温を測ると38.9℃の高熱を出していました。

かかりつけの小児科や近くの小児科は予約受付終了していたので、どうしよう・・・と考えていると、突然息子が泣き出しました。

すぐに抱き上げたのですが全く泣き止まず、それどころか叫ぶように泣き始めたのです。

【これはおかしい】と思っていると、突然息子の泣き声が止まりました。

え?と思い息子の顔を見ると、白目をむいて硬直していたのです。

熱性けいれんだ・・・!!!

すぐに息子を寝かせると、硬直したままビクン、ビクンとけいれんをはじめました。

自分でも驚くほど落ち着いていた私は、現在時刻を確認してからスマホで何分以上けいれんをしていたら危険なのかを調べて動画を撮り始めました。

しかし、2分・3分経過してもけいれんは止まる気配がありません。

ちょうどこの日はゴールデンウィーク前日の木曜日で、翌日から小児科はお休み&当日の夜間救急の診察開始までは3時間以上ある最悪の状況だったのです。

そんな状況の中、5分間待つことができなかった私は119番に電話を掛けました。(今思うと#7119にかけるべきだったと思います)

119で何を聞かれた?

電話はすぐに繋がり、息子がけいれんしていることを伝えると状況を聞かれました。

ちょうどその時、息子のけいれんがおさまり小さな声で泣き始めたのです。

119での質問・回答内容
  • 救)いつからけいれんを起こしているのか、現在はどんな状況なのか
  • 私)4分ほど前からけいれんしていましたが、今止まって泣き始めました
  • 救)けいれんが起こる前の状況を教えてください
  • 私)夕寝から起きたら38.9℃の発熱で、泣き出した途端けいれんが始まりました
  • 救)息子さんの年齢を教えてください
  • 私)1歳6ヶ月です
  • 救)住所を教えてください
  • 私)住所を答えました

救急車を呼ばずに様子を見た方が良いか聞いたところ、もう救急隊を向かわせているので大丈夫ですよと優しく答えてくださいました。

住所については、我が家はマンションだったので棟はどこか、入口から部屋までの経路を詳しく説明する必要がありました。

電話を切り、仕事中の夫に一報を入れながら急いで荷物をまとめていると救急隊の方が到着しました。(5分ほど経過していたと思います)

救急隊の方からも、保険証・受給証・抱っこ紐・靴や着替え、財布はありますか?と確認していただけたので有り難かったです。

この時、息子はずっと弱々しく泣いており、目の焦点が合わない状態が続いていました。

救急車の中でのこと

救急車の中に入ると、保険証と受給証を提示してから体温と脈拍を測定しました。

その後、けいれんが始まる前から現在までの様子や息子の身長・体重などについて聞かれたので、撮影した動画を見せながら詳細説明を行いました。

救急車に乗って少したった時に、息子を抱きしめる自分の全身の筋肉が強張っている事に気付きました。

落ち着いていたとはいえ、無意識に極度の緊張状態になっていたのでしょう。

救急車に乗っている、病院に向かっている事で【もう大丈夫】と、ようやく安心することができたのです。

息子は泣いていましたが目の焦点は合うようになっていました。

病院に到着

病院に着くと、体温と血圧を測定してインフルエンザとコロナの検査を行い、息子はようやく落ち着いて眠りました。この時、息子の体温は39.8℃まで上がっていたのです。

結果、インフルエンザとコロナは陰性で熱性けいれんで間違い無いだろうとのことでした。

息子は予防薬使用の項目に当てはまる点が多かったので、けいれん予防の坐薬を入れる処置と処方箋をいただいて帰宅することができました。

けいれん予防薬を使用するための判断項目で当てはまったもの
  1. 私(家族)に熱性けいれんの既往歴があったこと
  2. 発熱してすぐにけいれんを起こしたこと
  3. けいれんは5分以内におさまっていても、目の焦点が合うまでに時間が掛かったこと

他には、けいれんを繰り返したことがある、0歳でけいれんを起こした、微熱でけいれんをした、これまでに何回もけいれんしている。がありました。

帰宅してから回復まで

帰宅後、息子は40.4℃まで熱が上がりましたが、2回目のけいれんは起きることなく数日掛けて平熱まで下がりました。

当日の夜は、またけいれんを起こすのではないかという恐怖で一睡もできませんでした。

2度目の熱性けいれんが起きるかは分かりませんが(2度目は起きないでほしいですが)、もし再び熱性けいれんが起きた時は、今回の経験を活かして落ち着いた行動で対応していきたいと思います。

なぜ落ち着いて対応できたのか

熱性けいれんは家族歴の影響があり、両親に熱性けいれん経験があると子どもも熱性けいれんを起こしやすいと言われています。

私自身が生後11ヶ月の時に熱性けいれんの既往歴があり、息子も熱性けいれんが起きる可能性が高いことを知っていたためSNSで対処法を調べて頭に入れていました。

事前知識が多少あるだけでも、実際に直面した時の動揺は違うと思います。

対処法はインターネット検索やInstagramなどのSNSで出てきますので、一度だけでも目を通しておくことを強くおすすめします。

余談

息子が救急車で運ばれた日、実は私が生理2日目で一番量の多い日でした。

息子のことで頭がいっぱいで、自分自身のことを全く考えなかった結果・・・私が血だらけになっていました。笑

救急隊が来る前に夜用のナプキンに変えるべきだったのに対処せず、そのまま病院へ行き、息子から手が離せず・・・。

気づいた時には時既に遅し、スカートまで血だらけでした。(黒い服で良かった!)

私と同じ状況の方は少ないと思いますが、必ず夜用のナプキンをつけて救急隊を待ってください!!

ちなみに私は、車で迎えにきてくれた夫に大量のタオルをお願いしていたので事なきを得ましたが病院での待ち時間に座ることができず辛かったです。

最後に

熱性けいれんはほとんどの場合は自然に治る一時的なものですが、初めて経験する際は誰でも不安やパニックになるかと思います。

救急隊員の方に言われましたが、止まらないけいれんはありません。

とにかく落ち着いて、冷静に対処することが重要です。

この記事が、少しでも不安を少しでも解消して落ち着いて対処する助けになれば幸いです。

注意点

  • このブログ記事は、一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスを提供するものではありません。
  • お子様の症状については、必ず医師の診断を受けてください。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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