
こんにちは!るいままです。
私は、2023年10月に第1子を鎌ヶ谷バースクリニックで出産しました!
入院から出産までを出産レポートとして詳しく記事にまとめていきますので、鎌ヶ谷バースクリニックで出産を検討されている方の参考になれば幸いです。
今回は出産レポ【入院・陣痛編②】です。
入院・陣痛編①はこちら


妊婦健診編①はこちら


妊婦健診最終回⑫はこちら


夕食
18時ごろ、夕食が配膳されました。(陣痛が痛過ぎて、写真は撮れませんでした。)
夕食は、メンチカツ(キャベツ添え)と半熟目玉焼き、スープでした。
痛くてナーバスになっている時にメンチカツはヘビーすぎる!!と、頭の中でツッコミを入れました。
そして、まだ赤ちゃんが産まれていない状態の時に半熟卵って食べて良いのかな?と、冷静に考えていたことを覚えています。
結局、食欲もなかったのでスープとメンチカツと卵の白身だけを食べました。(結構食べてる)
陣痛の状況
その頃の陣痛はというと・・・
かなり痛めの鈍痛が続いていたので、ベッドのテーブルに頭を置いて前のめりになる姿勢が一番楽でした。(お行儀が悪くてすみません・・・)
促進剤をやめても痛みが増しているので、恐らく自然陣痛になっていたのだと思います。
陣痛間隔は2分30秒〜4分で推移していました。
お腹が痛くなると同時にギューっとお腹が張るのですが、それがあまりにも痛いのです。
イヤホンで音楽を聞きながら気を紛らわせようとしますが、歌詞すらも頭に入らないレベルで痛みが襲ってきます。
そして、陣痛の痛みが引いている数分間は水を飲んで休憩します。
痛みのない時間はあっという間に終わり、またすぐに陣痛の痛みが始まる…の繰り返しでした。
夜になり担当の助産師さんが変更になりました。言葉が強めな印象です。
そしてこの辺りから、本当の地獄が始まりました。
地獄のはじまり
陣痛の痛みもかなり増してきているので動いて気を紛らわせたかったのですが、NST装置がズレて計測が出来なくなってしまい病室に警告音が鳴り響きました・・・。
結果、モニタリングしていた助産師さんが直してくれたのですが



計測できなくなるので動かないでください!(口調強め)
と、注意されてしまいました・・・。
- 陣痛には四つん這いや、あぐらの姿勢が効果的
- テニスボールでマッサージすると痛みが軽減されて楽になる
という情報をSNSでよく見かけますが、動いてはいけないので出来る状態ではありません。
そんなことは、まだ序の口です。
陣痛って本当に痛いので「うー!」とか「痛いー!」と声に出したくなるのですが、陣痛室には私1人ではありません。
しかも時間は夜、真夜中なのです。
相部屋の無痛分娩の方は、お茶を飲んだりお手洗いに行ったり助産師さんと会話していましたが、消灯時間を過ぎて明らかに寝ています。
その一方で、私は陣痛の痛みがどんどん増してきているのです。
これ・・・最悪の状況では!?と思いながらも、どうすることもできません。
結局、声を出したくても相部屋の人を起こしてはいけない!という気持ちが先行してしまい、痛みと声をひたすら我慢するしかありませんでした。
(我慢せずに声を出せば良いだけの話なのですが、小心者なので出来ませんでした)
私は未知の痛みと闘いながら、6時間以上布団をギュッと握り締めながらひたすらもがき苦しむことになるのです・・・。
その時に思いました。
バースプランの時に、陣痛室について聞いておくべだった。
そして、できるなら自然分娩の人と同室もしくは1人部屋で苦しみたい…。と。


もし鎌ヶ谷バースプランで自然分娩を予定していてバースプラン提出がまだの方がいましたら、陣痛室の希望を出してみてください。
当日にならないと陣痛室については分からないと思いますが、もし希望が通ればラッキーです!!
痛みは増すのに子宮口は開かず・・・
21時ごろ、三度目の内診グリグリです。



子宮口3cmで全然開かないので、まだまだ掛かりますね。
さっき4cmだったのに…!?助産師さんが変わった事で誤差が発生(?)して3cmに逆戻りしました。
私の心の中は【この痛み、あと何時間続くの?】という絶望に変わりました。
そして、陣痛アプリで計測していることに気づいた助産師さんに「間隔を計測しても気が散るだけなので、やめてください」と言われてしまいました。
出産ってSNSで調べていたことと全く違うのね…。と完全にナイーブに。
コロナの影響もあり、私が出産した当時は陣痛室への夫や家族の付き添いは禁止でした。(立ち会い出産は可能です)
ということは、孤独の状態でひたすら痛みと戦うしかないのです。
どんどん増してくる痛みと、声を出せない・体勢を変えることができない苦しみに耐えながら暗い病室でひたすら深呼吸をするしかありませんでした。
出血!?
日付が変わった午前1時ごろ、陣痛がおさまったタイミングを見計らってお手洗いへ向かうも、痛過ぎて立ち往生。
立ち止まって痛みに耐えつつ、少しずつお手洗いへと進みます。
やっとの思いで到着して、ようやく座れたと思った瞬間…産褥ナプキンに大量の血とおりものがついていて目を疑いました。
トイレットペーパーにも大量の血が付着しているのに、なぜか私は冷静で【陣痛中だもん。そりゃ出血するよね】と謎の分析をして、特にナースコールをすることもなくベッドへ戻りました。
結果的に問題はありませんでしたが、異常が発生していた可能性もあるので、今思うと絶対にナースコールするべきだったと反省しています。
痛みの変化
お手洗いから戻ると、陣痛の痛みは最高潮を迎えます。
これまでは生理痛の上位互換のような、子宮をギューっと握りつぶされる間隔の痛みが定期的に来ていました。
しかし、ここから陣痛が本気を出してきたのか腰が砕けそうな背面痛と子宮を踏み潰されているような下腹部痛が同時に起きるようになりました。
陣痛が起きるたびに、歯を食いしばって声を押し殺して「ふぅうぅううぅー・・・」と呼吸を整えます。
もう、スマホを見ている余裕なんて、これっぽっちもありませんでした。
隣のベッドからは、物音一つしません。きっと寝ているのでしょう。
起こしてしまったら申し訳ない・・・我慢、我慢ということばかり考えていました。
そういえば、助産師さんに【いきみたくなったらナースコールを押してください】と言われていたことを思い出します。



いきみたいって何!?
どんな状態のこと?(怒)
と痛みに対して八つ当たりをしながら、ひたすら痛みに耐え続けました。
いきみたいってコレか!!
状況が変わったのは午前3時ごろでした。
突然、寒気と震えが止まらなくなったのです。
それと同時に、無意識にお腹に力を入れて「んーっ!!!」と踏ん張ってしまう自分がいました。
恐らく2分おきくらいに陣痛が起きていたと思いますが、その度に意図せず踏ん張ってしまうのです。



あれ?もしかして…
これがいきみたいってこと!?
数回踏ん張った時点でようやく気付いた私は、3時20分ごろにナースコールをしました。



どうされましたか?



あのー…
いきみたい感じっぽいです。
思考回路が全停止していた私は、語彙力皆無の訳の分からない言葉で助産師さんを呼びました。
すぐに助産師さんが来て内診グリグリをした結果、子宮口が8cmになっていたのです。
助産師さんは「急に進んだね!」と驚きながら
- いきみたいと思うけど我慢すること
- ゆっくり呼吸して痛みを逃すように
とアドバイスをしてくれました。
時刻は3時30分。
これから分娩の準備を始めるそうですが、時間外出産になってしまうため夫の立ち会いは出来ないとのことで震える手で夫に連絡を入れました。
すぐに分娩室に案内されるのかと思って待っていましたが、助産師さんが来る気配は全くありません。
その間もずっと無意識に力が入ってしまいます。いきみたくて仕方がありませんでした。
待つこと30分、ようやく分娩室へと向かう事に!
この短いようで長い30分間は、最高潮の痛みといきみたい感覚を無言で押し殺し続けていたので地獄でしかありませんでしたが



もう少しで赤ちゃんに会える!
その一心で、ひたすら痛みに耐えました。
入院時に持参したバッグなども全て分娩室へ持っていくのですが、忘れ物がないか確認したあと助産師さんが全て運んでくれました。
そして、ようやく分娩室へと向かいます。
私は自然分娩での出産だったので、分娩室まで自力で歩いて向かいます。(無痛分娩の場合は、足に力が入らないため車椅子になります)
助産師さんに励ましてもらいつつ、頻発する陣痛に耐えながらゆっくりと歩いて分娩室へと向かうのでした。
陣痛編はここまでとなります。



次回、出産編へと続きます!


まとめ
陣痛は想像以上に痛かった、声を押し殺すのに必死だった。この一言に尽きます。
いきみたい感覚がわからずに困惑しましたが、私にとって【いきみたい】とは、無意識に踏ん張って出そうとする感覚でした。
陣痛室については、鎌ヶ谷バースクリニックは無痛分娩での出産が約7割と仰っていたので無痛分娩の方と相部屋になってしまうのは致し方ないのかな…と思います。
しかし、痛くて辛い時でも声を出せないことが何よりも辛かったので”陣痛室に関しては少しだけ配慮してもらいたかった”というのが本音です。
私自身が無痛分娩にするか非常に悩んでいたので、陣痛中にこんなに差が出るのか。と思いっきり打ちのめされましたが、この痛みも経験だと思って耐えました。
陣痛中の体勢については、私の動き方が悪くて(もしくは動き過ぎて)NST装置がズレてしまった可能性も大いにありますので一概に全員が陣痛中に動いてはいけない!という訳ではないと思います。
陣痛中は、終わりのない痛みはない!この痛みの先には我が子が待っている!と、ひたすら自分を鼓舞していました。
気持ちの持ち方は大事だと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。